菌ちゃん農法で、肥料を入れなくても野菜が元気に育つ理由は、土の中にいる「微生物」の力にあります。
実は、土1gの中には数億〜数十億もの微生物が暮らしているといわれています。
目には見えませんが、土の中はとてもにぎやかな世界なのです。
微生物のはたらきには、今の科学でもまだ分かっていないことがたくさんあります。
そうした中、近年の研究によって、野菜の根と共生し、栄養や水分を届けてくれる「菌根菌」と呼ばれる微生物群の存在が明らかになってきました。
菌ちゃん農法では、まず「窒素固定細菌」が空気中の窒素をつかまえ、植物が使える形に変えてくれます。
さらに、糸状菌がその養分をリレーのようにつなぎ、野菜の根まで届けてくれると考えられています。
こうした働きが比較的よく分かっているのは、窒素固定細菌や糸状菌ですが、実際の土の中では、光合成細菌をはじめとしたさまざまな微生物たちも、それぞれの役割を担いながら土づくりに関わっています。
肥料に頼らず、土の中の小さな生きものたちが力を合わせて野菜を育ててくれる。
それが、菌ちゃん農法の基本的な考え方です。
かなりシンプルにまとめていますが、菌ちゃん農法における土づくりの大切なポイントは、ここにあります。


